お寺の近況報告

昨年のお焚き上げも無事に終える事ができました!

気がつけば松の内も過ぎて、日常を取り戻している事と思います。
本年も宜しくお願い致します。

さて、昨年の12月18日にお焚き上げ法要が行われました。
慶国寺のお焚き上げは境内の墓地のお塔婆置き場に積まれたものを軽トラックで運び出し、正方形に組んでいきます。中央部分にはこの一年間に預かった古いお札などを入れていきます。
10時前には着火前のお塔婆が組み上がります。
法衣とお袈裟を着けてお焚き上げ法要の開始です。
一年間の感謝を込めてお経を唱え、お塔婆やお札、仏具などに宿った魂を抜く修法加持を行います。

ちなみにですが、このお焚き上げというのは、火にお札をかざして吉凶を占うことを目的とした行事であった歴史もあります。
慶国寺のお焚き上げでは吉凶を占う事はしておりませんが、組み上がったお塔婆が中央にキレイに倒れる年は来年の運気がいいのかなぁ〜と思いながら火の管理をしている自分に気がつきました。(個人的な感想ですけどね。)

火が立ち上っている最中は3本のホースで水をジャンジャンかけているのですが、全く火の勢いが衰える事がなく、改めて火の恐ろしさを感じました。
無事に終える事ができ、安心して新年を迎える事が出来るのは毎年の事ですがありがたいと思った次第です。

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この記事を書いた人

渡辺知応

長秋山 慶国寺 副住職
一般社団法人 Speciality Plus 理事
(終活の総合サポート団体)
一般社団法人 日本ハッピーエンディング協会 認定講師 
  
日蓮宗僧侶として行学に精進すると共にハッピーエンディングプランナーとして終活相談を行っている。世界三大荒行である日蓮宗大荒行堂を2度経験。池上本門寺、中山法華経寺、柴又帝釈天での山務を経て本格的に慶国寺へ戻り、松戸市では数少ない室内参拝型の納骨堂『慶松庵』をスタートさせる。『家族に負担をかけないお墓』をコンセプトに利用者の声に日々耳を傾けて運営中。その結果、ハッピーエンディングカードを使った終活相談を開始する事となった。

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