お寺の近況報告

納骨堂2階が『ごえん堂』として新設します。

街路樹の落葉が歩道や車道に舞い散る季節になりました。
境内の大銀杏の葉の掃除が忙しい毎日を迎えております。
皆さんのご家庭ではどうですか?

さて、現在慶国寺の納骨堂『慶松庵』では新設工事を行なっております。
現在はほぼ完成しており、最終仕上げを行っています。
内容と致しましては、新たに納骨用の棚や位牌、分骨したお骨を安置する壇、参拝者用のお賽銭箱つきの机、照明器具などを新たに設置しました。
慶松庵のセカンドライン『ごえん堂』として皆様にご案内いたします。

パンフレットが出来上がりましたら改めてお知らせ致しますのでもう少々お待ちください。

今回、この2階部分の『ごえん堂』は主に”えん”をモチーフに”個人”を主に考えて作りました。
”個人”と申しても色々な意味合いで取る事ができます。
パッと思い浮かぶのが、お一人様、つまり単身者かと思いますが、それだけではありません。
子供がいらっしゃらないご夫婦、身寄りがいらっしゃらない方、家族に負担をかけたくない方など、個人個人の思いをしっかりと活かし残せる場所を作りました。

”えん”については、正面部分に大きく設けた七宝柄の欄間に由来します。
これは『ごえん堂』の由来にもなっている七宝の意味にもつながっております。
七宝柄は円型が永遠に続くので、人と人とのご縁、円満、安泰を意味する縁起の良い紋様です。
また、『ごえん堂』の料金形態(つまり”円:えん”)にも七宝紋様の意味をしっかり持たせて維持管理できるように配慮して定める予定です。

自画自賛になりますが、周辺の納骨堂の中では飛び抜けて抜群に素敵な空間が出来上がったのではないかと思っています。(個人的な感想ですが、、、)
お墓がある人も、無い人もぜひ一度御参拝下さい。
なぜか自然と手が合わさる感覚になると思います。

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この記事を書いた人

渡辺知応

長秋山 慶国寺 副住職
一般社団法人 Speciality Plus 理事
(終活の総合サポート団体)
一般社団法人 日本ハッピーエンディング協会 認定講師 
  
日蓮宗僧侶として行学に精進すると共にハッピーエンディングプランナーとして終活相談を行っている。世界三大荒行である日蓮宗大荒行堂を2度経験。池上本門寺、中山法華経寺、柴又帝釈天での山務を経て本格的に慶国寺へ戻り、松戸市では数少ない室内参拝型の納骨堂『慶松庵』をスタートさせる。『家族に負担をかけないお墓』をコンセプトに利用者の声に日々耳を傾けて運営中。その結果、ハッピーエンディングカードを使った終活相談を開始する事となった。

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