お寺の近況報告

改めて日本の仏教を勉強してみると……

こんにちは。慶国寺の渡辺知応です。
寒暖の定まらぬ天候が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
新型コロナウィルスの影響で各地のイベントや催し物が相次いで中止になっており、何だか寂しさを感じる今日この頃です。
しかし、現在も闘病されている方を思うと、早期の回復を心より祈念するばかりです。

さて、先ほども書いた通り、色々な行事が中止または延期になっております。
慶国寺でも先月の写経会やお寺deヨガ(ヨガ教室)が中止になりました。
日蓮宗千葉県北部管内の宗務所が主催する団参旅行も延期になりました。
本来であればこの団参で日蓮聖人がお生まれになった安房小湊へ出向き、誕生寺にて千葉県の東西南北宗務所から集まった約400名以上の方々と法要を行う予定でした。
今回の幹事を仰せつかっているので、中止か?延期か?など、関係各所と協議をする慌ただしい日々を過ごしていました。

さて、先日のことですが、慶国寺の出入りの宮大工さんから社員育成のために仏教の基礎講座をお願いできないか?と、ご依頼がありました。
不特定多数が集まるわけではなく、社内行事であり、健康不安の方がおらず、調子の悪い人は参加しないという事で行うことになりました。
この機会に改めて、日本の仏教史を復習できて、私自身も勉強になりました。

ちなみに仏教は世界三大宗教の一つですが、実は当初の仏教体系はほぼ絶滅しているのです。
日本の仏教はインドから三蔵法師様が中国に運び、朝鮮半島を経て日本に入ってきました。
この間に初期の仏教思想はちょっとずつ変わり、日本に入ってきてさらに変化したのです。
このお話は機会があればいつかお話しできればと思います。

しかし、いくら当初の仏教形態がほぼ絶滅していようと、お釈迦さまが説いたものが仏教という事実は変わりません。
これからも力の限りその内容を伝えていこうと改めて思った次第です。

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この記事を書いた人

渡辺知応

長秋山 慶国寺 副住職
一般社団法人 Speciality Plus 理事
(終活の総合サポート団体)
一般社団法人 日本ハッピーエンディング協会 認定講師 
  
日蓮宗僧侶として行学に精進すると共にハッピーエンディングプランナーとして終活相談を行っている。世界三大荒行である日蓮宗大荒行堂を2度経験。池上本門寺、中山法華経寺、柴又帝釈天での山務を経て本格的に慶国寺へ戻り、松戸市では数少ない室内参拝型の納骨堂『慶松庵』をスタートさせる。『家族に負担をかけないお墓』をコンセプトに利用者の声に日々耳を傾けて運営中。その結果、ハッピーエンディングカードを使った終活相談を開始する事となった。

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