今日では日蓮聖人の忌日法要を「お会式」とよんでいます。
しかし、本来は「法会の儀式(ほうえのぎしき)」という意味であることから、一般の法要にこの言葉を使ってもなんら問題はない語句です。
「お会式」と言えば、日蓮聖人がお亡くなりになられた池上本門寺が江戸時代頃から有名です。
お会式中はラジオの交通情報でも渋滞注意を呼びかけるほど、大勢の方が参拝します。
纏(まとい)を降りながら、団扇太鼓や鉦、笛などでリズムをとり、お題目を唱えながら行列する「万灯行列」は日蓮聖人の忌日を悼むというよりは、日蓮聖人や法華経の教えに触れて歓喜する心の現れが万灯の灯りや太鼓の音に感じられます。