お塔婆はインドの言葉でスツーパという音を漢字にあてはめたもので「塔」と略します。
「婆」を用いた由来は多々ありますが、この文字は仏様を表す時によく使われる音写文字なので、”塔婆=仏塔”を意味します。
また、お塔婆にはお経の一句が書かれております。これは大切な供養の仕方の一つでもある”写経供養”の意味があります。
お経の中には「塔を建てて供養しなさい」と書いてあり、追善供養の際にお塔婆を建てるという事は、亡き人の為に仏塔を建てる事と写経をお供えする事を担う大切な役割があるのです。
後編は、”お塔婆の側面のギザギザ”について檀信徒さんより質問があったので来月号にてお答えさせて頂きます。