仏事の質問

お会式とはどんな行事なのですか?

まず、お会式とは日蓮聖人がお亡くなりになられた日に営む法要です。
報恩講、恩命講、御命講ともいいます。
松尾芭蕉の俳句にも「御命講や 油のような 酒五升」と出てきます。
1700年前後の元禄時代の頃には江戸を代表するような盛大な行事になっていたことが伺い知れます。
もともとの『お会式』の意味は『法会の儀式』の略語です。
お会式は日蓮宗に限ったものではありませんが、現在では日蓮聖人の忌日に行う報恩仏事会の事を指すことになっています。
お会式の際に見られる大きな提灯は『万灯(まんどう)』といいます。万灯の基本は塔を模したものです。
花が垂れ下がっているのは、桜の造花です。
なぜ秋なのに桜を飾るのかと言いますと、日蓮聖人が亡くなられた日に桜の花が季節はずれの花を咲かせたという故事に由来しているからです。
以来、お会式桜として飾り、万灯行列の練り供養に花を添え、盛大におこなうのが慣わしとなっています。

慶国寺のお会式は11月10日の午後2時半からです。
法要後にはお供物(駄菓子や飲み物、果物など)の振る舞いを行います。
誰でも参加できますので、お気軽にお越しください。
詳しくはここから

関連記事

PAGE TOP