まず、お数珠の玉や素材が汚れたり、くすんできたと感じたら眼鏡ふきに用いられるような柔らかい布やファイバークロス等を使って優しく拭いてください。
また、写真のような菊梵天房のお数珠をお持ちの方は稀に房に癖がついてしまうことがあります。
その際はお鍋などでお湯を沸かし、湯気が出てきたらその蒸気にあてて下さい。
房を撫でるように丸く形を整えると綺麗に戻ります。
お数珠を持ち歩くときは数珠袋に入れて下さい。
全体的に傷が付くのを防ぐことができます。
しかし、お数珠を数珠袋に入れたまま保管すると房に癖がつきやすくなります。
したがって、ご自宅でお数珠を保管される際には、桐の箱に入れたり、お数珠掛けにかけて、形を綺麗に整えた状態で保管することをお勧めします。
（桐には防虫や抗酸化、湿気を寄せ付けないなどの作用があります）