仏事の質問

なぜ、仏壇にお水を供えるのですか?

お仏壇に限らずお墓など、仏様にお供えするお水を浄水(じょうすい)と言います。
本来は閼伽(あか)といって清浄なお水をいいますが、現在では水道水を用います。
井戸水や茶湯をお供えするご家庭もあります。
ちなみに閼伽とは元来、客人の接待のときに捧げられる水をでしたが、現在では仏前や墓前に供えられる水をさします。
功徳水 (くどくすい) とも言われています。
浄水は大清浄(だいしょうじょう:少しもけがれがなく清らかなこと。特に仏教では煩悩(ぼんのう)や罪のないことを言う)の徳をたたえて供えるもので、清浄な水を供えることによって、仏壇を礼拝する人の心を洗うという意味があります。
仏前にお供えした浄水は、お下げした後は粗末にせず、庭の植物に注いであげるのが良いとされています。

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