仏事の質問

百ヶ日忌の意味を教えてください

百ヶ日忌は卒哭忌(そつこくき)ともいいます。
「哭」は死を悲しみ声をあげて泣きさけぶこと、「卒」は終わる、すむという意味です。
すなわち、故人を思い、泣き悲しんでいた遺族も泣くことをやめる、それが百ヶ日を迎える頃だということです。
本来であれば近親者や知人を招き、僧侶をお呼びして供養を行うものですが、最近は家族など内輪ですませることが多いようです。
また、百ヶ日忌を知らない家庭も増えています。きちんと法事を催す時は、同時に施餓鬼会を営む家系もあります。
地方によっては百ヶ日をもって、位牌を仏壇に上げるところもあります。
しかし、現代の多くの家系では百ヶ日忌の存在事態を知らないことが多いのが現状でもあります。
百ヶ日で悲しみが癒えることは無いとは思いますが、この日をきっかけに新たに前を向く機会にしていただければと思います。

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