今年は日蓮聖人が亡くなられて７３３回目の忌年になります。
日蓮宗のお寺では１０月１３日を中心に日蓮聖人の年回忌法要である「お会式（おえしき）」が営まれ、慶国寺では１ヶ月遅れの１１月１２日に執り行います。
さて、お会式といえば、池上本門寺がとても有名ですが、お会式の３日間に約３０万人の参拝者が本門寺を訪れます。
そして、１００を超える講中団体、約３０００人が練り供養の「万灯行列」を行います。
これはなんとも華やかです。
私は池上本門寺に１年間の住み込み修行をしていたのでこの「お会式」の熱気を間近で体験したことがあります。
祖師堂では僧侶の叩く大太鼓と檀信徒の団扇太鼓の音が一晩中お堂内に鳴り響き、皆の気持ちが一体になるあの空気感がなんともたまらなく心地よかった記憶があります。
この３日間は馬車馬の如く動き回っているし、１２日から１３日にかけては、ほとんど寝る間もありません。
当時は、辛い！と嘆いていましたが、今となってはとても貴重な体験をさせていただいたのだと思います。
是非とも皆様にもこの熱気を感じて欲しいので、慶国寺の団参として一緒に池上本門寺のお会式に参加したいと思っています。
池上本門寺のお会式
日蓮聖人の涅槃図