「世間は狭い」多くの方がこの言葉を使った事があると思います。
先日あるテレビ番組で、「数珠つなぎで6人つなげば誰の電話番号にも辿りつける説」といった事を検証する実験がなされてました。
番組内では検証するにあたり道ゆく方に、ある芸能人をお題に出し、その人の電話番号を知っていそうな友人に電話をかけてもらい、何人で辿り着くかを検証していました。その結果は4人でした。
私も少し考えてみましたが、たしかに6人以内に辿り着くであろう、と思いました。
これは”六次の隔たり”(ろくじのへだたり)といいます。
人は自分の知り合いを6人以上介すと世界中の人々と間接的な知り合いになることができるという仮説であり、俗に言う「世間は狭い」を実証する良き事例です。
先日の慶国寺盆踊り祭では、私の友人同士が、なぜここで会うの??と驚きを隠せない不思議な遭遇をしたり、私を介したことがきっかけで遊びに来てくれた新旧の友人など、境内のあちらこちらで「世間は狭い」現象が溢れているのではないかと思います。
今年も小さな縁が沢山あつまり、やぐらを囲む大きな円になった熱い夏の夜でした。
著者:渡辺知応