コラム

インドの爽風に吹かれて(3)

4月2日早朝5時 ホテルの回りはまだ闇の中でした。

インド国民の聖地ガンジス川、蕩々と流れる水面南から北へと緩やかに流れ川岸よりボートは静かに川上に向かいました。

途中、沐浴をする光景はまだ闇の中で、ぼんやりと見ることが出来ました。

5時53分過ぎ、東の空が明るくなりいよいよご来光です。

あっという間に回りは闇の世界から光の世界へと変わっていきました。

船は下流へと向かいます。遺体を荼毘する場所もありました。

遺骨は川に流すそうです。

組寺の御上人が放生会を行いました。(捕獲した魚を川に放し殺生を戒める宗教儀式)

放生会の様子

 

朝食を済ませ一行はサルナート(初転法輪の聖地)に向かいました。

お釈迦様が後に最初の弟子と成る五人に初めて説法された所です。

度重なるガンジス川の氾濫により遺跡と成ってしまいましたが、発掘され当時の建物が再建されていました。

お堂の中で特別に許可を受け法華経を御唱えし檀信徒のご先祖の御回向を今日も致しました。

お堂の中にエアコンが備えられている訳も無く全身汗だくでした。

お堂から出て外の木陰にたたずむと爽やかな風が今日も吹いてきました。

お釈迦様、ゆかりの地を巡る旅も感謝の内、帰路につきました。

サルナートのお堂にて

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