登詣修行

「美味しい」と「美味しくない」を判断する基準って何?

慶国寺の渡辺知応です。

どっこいしょの語源である
六根清浄(ろっこんしょうじょう)は、

眼(視覚)
耳(聴覚)
鼻(嗅覚)
舌(味覚)
身(触覚)
意(意識)

の6つを指しています。

そのうちの「舌(味覚)」に関することで
面白い話を聞いたのでちょっとお教えします。

美味しいと評判のお店や
行列が絶えない飲食店が各地にはありますよね。

「あそこの店は美味しい」と人々が言っていても
お店の口コミを見ると

「そんなに言うほど美味しくなかった」

といったコメントを残している人がいます。

確かに人の好みは千差万別なので
全ての人が美味しい、ということはないでしょう。

では、「美味しい」と「美味しくない」を
判断する基準はなんなのか。
知っていますか?

ちょっと考えてみてください。
















正解は、、、

・五味(甘い、酸っぱい、辛い、苦い、塩辛い)
・風味
・食感
・旨味
・温度

この5つの要素が絶妙にマッチしたものが
美味しいと感じるとのことです。

この中で一つでも極端に合っていなかったり、
配分やバランスがチグハグだと
美味しくないと感じてしまいます。

以前、海産物が美味しいと評判のお店で
お刺身定食を食べました。
とても美味しいお刺身やお味噌汁、小鉢類でしたが
白いご飯がイマイチでした。

風味が飛んでいて、
硬くて(硬めの炊き方ではなく、水分がなくなっていて)
旨味が抜けてしまっていて
ご飯の温度は不自然にホカホカ

おそらく、
昨日炊いて、保温したままのご飯だったのだと思われます。

とまぁ、こんな風に料理の味を分析できるわけです。
それを自分の好きな味覚として判断することが可能になるのです。

さて、そんな味覚ですが、
七面山登詣によって
どっこいしょ(六根が清浄化)すると
なるとどうなるのか、、、

面白いことにほぼリセット状態になります。

その証拠の一つに
山頂のお寺で食べる精進料理が
とんでもなく美味しいのです。

どんな味なのか。

言葉で伝えるのは少々難しいので
ぜひご自身で体験していただければと思います。

じゃーどうやって体験したらいいのか。
それは次回のブログでお話しします。

慶国寺 渡辺知応

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この記事を書いた人

長秋山 慶国寺

千葉県松戸市秋山にある日蓮宗寺院

「家族に負担をかけないお墓」をコンセプトに、松戸市で初めての室内納骨堂 慶松庵、おひとり様専用 室内納骨室 ごえん堂を運営中

年間を通してあなたのために開かれたお寺です。
お近くにいらした際は是非、ご参拝ください。

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