仏事の質問

なんで喪服は黒色なのですか?

黒色は死を意味する色だからです。

しかし、喪服に黒色を用いるようになったのは50年くらい前からで、それ以前は、特に親族の方は白い喪服を着て参列していました。

では、なぜ白色なのかと言うと、白色は生、すなわち清浄潔白を意味し、死の汚れを消す為であったと言えます。

しかし、花嫁衣装が白無垢の着物であることは昔から変わっておりませんので、白色の着物は祝儀、不祝儀に限らず正式な儀式の時に着る衣装であったと言えます。

また、普段お坊さんが着ている黒色の道服(黒い羽織)とその下に着ている白衣(白い着物)は生と死の両方の世界に関わるものを象徴しているのです。

 

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