法事の際のお供え物で一番良いものは、
故人(その法事の仏様)が好きだったものをお供えすることです。
生前のことをよく思い出してみてください。
故人が好んで食べていたものや飲んでいたものが
1つや2つくらいはあるかと思います。
ぜひそのような品物をお供物としてお供えください。
また、同様にお花(墓地の花も)も同じです。
好きだった花や好きだった色の花をお供えください。
法事において読経と共に回向供養するのも大事なことですが、
それと同じくらい改めて故人との思い出を呼び覚ますことも大切です。
日頃は忘れていたことも時間が
経ってから改めて思い返すと新たな気付きがあるものです。
今はコロナ禍で法事後の会食ができませんが、
故人が好きだった物が一品でも入っている会食をセッティングして、
故人と由縁がある方々と思い出話しをしながら、
お互いの近況報告をすることも年回忌法要の大事な部分です。
一人の記憶では断片的でも大勢が集まればしっかりとした記憶になります。