仏事の質問

干支から紐解く令和5年の運勢

慶国寺の渡辺知応です。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、令和5年は癸卯(みずのと う)年です。

卯はもともと
「茂」という字が由来といわれいます。

意味としては、
「春の訪れを感じる」ということです。

また「卯」という字の形が
「門が開いている様子」を連想させることから、
門を無理やり開けるという意味もあります。

つまり
「冬の門を自らの力で開いて、
 飛び出る様子」
という意味があると言われています。

癸においては、
「物事の終わりと始まり」を意味します。

「揆(はかる)」という文字の一部であることから
「種が計ることができるほどの大きさになり
 春の間近でつぼみが花開く直前である」
という意味があると言われています。

昨年植えた種が発芽する時期ということです。

卯と癸、この2つの組み合わせである癸卯には、
「これまでの努力が花開き、
 自らの力で実り始める時期」
といった意味が含まれており、
縁起のよさを表しているともいえます。

ざっくりではありますが
今年の干支から紐解く運勢をご紹介しました。

上記の運勢が万人に当てはまるわけではありません。
ですが、世の中はそのように動く傾向があります。

どんな一年になるかはその人次第ですが
これまで努力してきた人にとっては
良い一年になるのではないでしょうか。

それでは今年一年もどうぞよろしくお願いします。

慶国寺 渡辺知応

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この記事を書いた人

渡辺知応

長秋山 慶国寺 副住職
一般社団法人 Speciality Plus 理事
(終活の総合サポート団体)
一般社団法人 日本ハッピーエンディング協会 認定講師 
  
日蓮宗僧侶として行学に精進すると共にハッピーエンディングプランナーとして終活相談を行っている。世界三大荒行である日蓮宗大荒行堂を2度経験。池上本門寺、中山法華経寺、柴又帝釈天での山務を経て本格的に慶国寺へ戻り、松戸市では数少ない室内参拝型の納骨堂『慶松庵』をスタートさせる。『家族に負担をかけないお墓』をコンセプトに利用者の声に日々耳を傾けて運営中。その結果、ハッピーエンディングカードを使った終活相談を開始する事となった。

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