仏事の質問

なぜお寺には大きな鐘があるのですか?(前編)

お寺にある大きな鐘は梵鐘と呼びます。
この梵鐘には2つの目的があります。

まず1つ目は時刻を知らせる為です。
現代のように時計がごく身近な存在でない時代、
何らかの方法で時刻を知る必要がありました。

その方法の一つがお寺の鐘で時を知らせる事でした。

今も昔も時刻によって行われることが変わってくるので、
時刻を知らせる役割は非常に重要なものですよね。
そうした役割は個人で担うには荷が重過ぎました。

そこで、それぞれの地域に点在していた
お寺が担うこととなったと言われています。

現代においては時刻を知らせる
必要性というものは薄れてしまいました。
ですが、朝を知らせる暁鐘、
夕を知らせる昏鐘の習慣は今もなお残っています。

また、大きい法要や法事などの
仏事の開始をお知らせする予鈴としてならされます。

もう1つは次回に続きます。

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長秋山 慶国寺

千葉県松戸市秋山にある日蓮宗寺院

「家族に負担をかけないお墓」をコンセプトに、松戸市で初めての室内納骨堂 慶松庵、おひとり様専用 室内納骨室 ごえん堂を運営中

年間を通してあなたのために開かれたお寺です。
お近くにいらした際は是非、ご参拝ください。

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