ごえんクラブJ

自分らしい幸せを感じるための小さな工夫

ごえんクラブJ@慶国寺の渡辺知応です。

日常生活において
私たちは多くの悩みや不安を抱えています。

「あの時、こうしておけばよかった」
「このままではどうなるんだろう」と、
過去や未来の出来事に囚われ、
心が休まらないことも多いでしょう。

そんな時に役立つのが、
仏教の教えである「真如(しんにょ)」です。

真如とは、
全ての物事の背後にある変わらない本質、
つまり「本来のあり方」を指します。

例えば、
怒りや悲しみといった感情に
振り回されることがあるかもしれません。

しかし、その感情の奥には、
常に平穏な心が存在しています。
これが私たちの「真如」の状態です。
この真如を意識することで、
日々の生活に安定と平和をもたらすことができます。

では、具体的にどのように真如を日常生活に取り入れることができるのでしょうか?

まず、物事を客観的に見る練習をしてみましょう。
忙しい日々の中で、
感情的になってしまうことは誰にでもあります。
そんな時、一歩引いて
「これは本当に自分が感じていることなのか?
 それとも思い込みや不安から来ているのか?」
と問いかけてみてください。
真如の視点から物事を見つめることで、
冷静な判断ができるようになります。

次に、執着を手放すことを心がけましょう。
「こうでなければならない」という考え方を持つと、
自分自身を苦しめることになります。

たとえば、仕事でのミスを
「失敗してはいけない」と責め続けるのではなく、
「この経験から何を学べるだろう?」と
ポジティブに捉える練習をしてみてください。
そうすることで、
心に余裕が生まれ、
柔軟に対応できるようになります。

最後に、簡単な瞑想や呼吸法を取り入れてみましょう。
朝の時間や寝る前に、
静かに座り、自分の呼吸に意識を集中させるだけでも、
心の雑念が晴れていきます。
瞑想を続けることで、
真如の教えを体感し、
心の平安を実感することができるでしょう。

真如の教えを日々の生活に取り入れることで、
物事の本質を見極め、
外的な出来事に惑わされない
心の平和を手に入れることができます。
ぜひ、今日から実践してみてください。

ごえんクラブJ@慶国寺
渡辺知応

渡辺知応

渡辺知応

長秋山 慶国寺 副住職

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